健康を害する

アスベストという物質についてのこと

アスベストは、オランダ語であり、asbestとオランダ語で書きます。日本語では、石綿とも呼ばれています。 アスベストは、蛇紋石や角閃石などが繊維状に変形した天然の鉱石であり、無機繊維状鉱物を総称しています。 アスベストの繊維1本の大きさは直径0.02〜0.35μmです。これは、髪の毛の5000分の1の大きさであり、非常に細かいです。耐久性、耐熱性、耐薬品性、電気絶縁性などの特性を持っていることが特徴的です。また、非常に安価なものであり、奇跡の鉱物と言われていました。そのため、以前は多くのものに応用されていました。 しかし、1970年代ごろから、アスベストの健康被害が問題になりました。長期間大量に吸入してしまうと肺癌や中皮腫などを発症してしまうので、現在では使われることがありません。

アスベストの健康被害についてのこと

アスベストの繊維を大量に吸ってしまうとさまざまな健康被害を生じてしまいます。 アスベストの健康被害が報告されるようになったのは、1900年代の前半です。アスベストを産出している町の住人が短命であり、肺による病気を患っている人が多いという論文が発表されました。そのため、1924年のイギリスでは、アスベスト症の診断基準が定められました。その後、さまざまなところで規制がかけられるようになり、現在ではほとんど使用されなくなりました。 世界保健機関 (WHO) の付属機関の国際がん研究機関 (IARC) は、アスベストが発癌性がある物質である(グループ1)と勧告しています。がん以外の症状として、肺線維症、悪性中皮腫などの原因とされているため非常に健康に悪い物質です。